先日昼食時に全国放送している日本テレビ系列のある番組をたまたま観ていたんですね。
その番組のゲストに80〜90年代のお茶の間を熱狂の渦に巻き込んだ、モノマネのバラエティ、高視聴率のモンスター番組で有名になったモノマネ四天王「コロッケ」さんの娘さんが出演されていたんです。
そしたらこんなおもしろいやりとりがありました。
ロケの進行役であるミッツ・マングローブからこんな質問を受けました。
コロッケの娘として生まれて良かったことある??
その質問を受けてこんな回答をされていました。
世間に発表される前のモノマネネタや、お蔵入りしたネタが観れることです。
恐ろしいまでの切り返し。戦闘能力の高さは親譲りなのでしょうか。
でも確かにそれは嬉しいボーナスですね。
話をされている間、過去のおもしろネタ映像が流れ、久々に観た僕も爆笑してました(´・ω・`)
売れるポイントは「組み合わせの妙」
ものまねという「芸」自体はだいぶ古くから存在していました。
ちなみに、Wikipediaで「物真似」って調べたら、こんな風に書かれていましたよ。
人間がまだ国家や社会や文明を形成する前に、更には説話や民話、神話を語るより遥か前に、人間が空を飛ぶ鳥や大地を駆ける獣の鳴き声等を真似する事はあったと考えられる。つまり、様々な物の音や状態を真似するという行為は、人類で最も古い演芸、芸能とも考えられる。
まぢで。
ものまねってそんなすげーの?
と驚きを隠せずにいましたが、そんな僕の感情の起伏よりも大事なこと。
ものまね四天王と称され、一躍時の人となったのは以下の四名(四組)
- ビジーフォー
- 清水アキラ
- 栗田貫一
- コロッケ
なんか懐かしいですね。
コロッケはその中でも絶大な支持を受けていましたが、その理由としてはモノマネひとつひとつのクオリティの高さというよりも、「シチュエーションとモノマネの組み合わせ」が大きかったのではないでしょうか。
- ロボットの動きをする五木ひろし(または美川憲一)
- 顎を出し、笑いながら歌う岩崎宏美
- 歌の途中で「アッ!」や「ウワッ!」等の声をいきなり入れる近藤真彦
- 頭が重い島倉千代子
- 床を転げ乱れ狂う河村隆一
- 歌う途中でバタン!と床に倒れる細川たかし
Wikipediaより引用
このネタを羅列して書いているだけで笑いがこみ上げてきましたが。
要するにただ単に歌手や芸能人のモノマネをしていた訳ではなく、その人物の特徴、雰囲気を活かし、ありえないけどありえそうな組み合わせでモノマネ芸をしたんですね。
ロボットと五木ひろしって、想像もつかないですよね。
五木ひろしのファンからすればありえないわけですよ。
でも、歌っている所作のごくごく一部を切り取って、ロボットっぽい小刻みに動く様をとんでもない拡大解釈で表現することで「あ。なんとなくわかるw」みたいな感じになってる。
単純に五木ひろしのモノマネだけに焦点を当て、モノマネをしたとすると、視聴者側からは「似ているか似ていないか」というたった一つの判断基準が生まれる訳で、ハードルは高くなるし、コロッケよりも上手い人は他にたくさんいるかもしれません。
ただ、視点を少し変えるだけでとんでもない「人気コンテンツ」に変わってしまったんですよね。
ブログで反響を得るために必要な組み合わせの能力
WEB業界の片隅も片隅。重箱の隅にいるような僕なんかがSEOとは?マーケティングとは?なんていくら書いたところで所詮既出の情報であったりする訳ですよ。
ググったら出てくるような話ばかりになるでしょう。
それだと人は誰も興味を示してくれません。
※圧倒的なノウハウを持っていれば別でしょうが。
今回のこの記事もブログの人気記事の書き方というタイトル、中身だけではくそまじめな話になり、全然役に立たないか、頭にすら入ってこないでしょう。
でも「モノマネ×ブログ」という組み合わせを生むことで違う視点から物事を見る大切さが少し伝わりやすくなったのかなと思います。
ま、こんな記事を書いておきながらこの記事のPVがのびなかったら全然説得力がないんですが(笑)
最後に珠玉のモノマネネタをこちらからご覧ください。
※文章を読みやすくするため、敬称略とさせていただきました。