Google Analyticsっていろんなデータが見れるから、絶対取り組んだ方がいい・・・。そう言われてから自社で取り組んでみても、どこを見て良いのか、何をしていいのかわからない事だらけ。でも実は、視点を変えるだけで売上UPに繋がるデータが見つかるって知ってました?
今回はちょっと視点を変えるだけで売れるキーワードを見つける方法をお伝えします
目次
Google Analyticsでしかわからないユーザーの動向
Yahoo!プロモーション広告や、Google Adwordsで広告を出稿されている方はよくご覧になる画面だとは思いますが、初めてご覧になる方も多いと思います。
添付の画像はGoogle Adwordsの管理画面になります。
出稿しているキーワードのそれぞれのクリック率、広告表示回数、平均クリック単価、CVR等が一覧で確認する事ができます。
ただし、ここからわかるのは「出稿したキーワード」に対しての反応ですので、CVが発生した、発生しなかったということだけなんですね。
※厳密に言うと、どのデバイスの方が反応がいいのか?検索結果の何位に表示されている方が反応がいいのか?競合と比較して、どれぐらい広告が表示されているのか?CVする前にクリックした他の出稿キーワードは何か?等、詳細なデータを取得できます。
大事なのは、取得できるデータの質が違うということ。
■Yahoo!プロモーション広告や、Google Adwordsは「キーワード」※ディスプレイ広告であれば「URL」の反応を定量的に取得できる
■Google Analyticsはキーワード、URL以外のユーザーの動向など、定性的なデータも取得できる
大きく分類するとこの違いがあります。
そして、それぞれの違いを理解した上で、分析に取り組む必要があります。
Google Analyticsで売れるキーワードを見つけるためには?
ある程度運用されているサイトであれば、複数のCVが発生しているでしょう。
それに伴い、どのキーワードからCVに至ったのかがデータ化されています。
※オーガニック検索キーワードはデフォルト設定でわかります。有料検索キーワードはGoogle Adwordsと連携していればデータ取得可能です。
具体的な連携の方法はこちらをご覧ください。
Googleヘルプ Google AnalyticsとGoogle Adwordsを連携させる方法
今回はオーガニック検索で発生したキーワードを調べる方法からまずやってみましょう。
管理画面の左メニューから、
集客>キーワード>オーガニック検索と進むと、下のような画面になります。
※Google Analyticsで目標設定をしていれば、右側にCVの詳細データがでてきます。
オーガニック検索からCVしたキーワードから順に上から並んでいます。
「ふむふむ。こんなキーワードでCVしたのか。」
と、じっくり感慨深く感じるのもいいでしょう。
キーワードごとのCVRがわかりますし、自分では想定していないキーワードでCVが発生している事だって多々あります。
でも、大事なのはこれから。
「もともと狙っていたキーワードだから、想定内だよ。」
というキーワードばかりの場合、課題になってくるのは
- 今CVしているキーワードでさらにCVRを上げる努力
- 今後CVしそうなキーワードを探す努力
この二つですね。
※今回はさらにCVRを上げる努力については割愛します。また後日ブログアップしますね。
Google Analyticsで売れるキーワードを見つける視点
さてさて、大事なのはこれからです。
先ほどの画像の赤枠の部分をご覧ください。
「ページビュー」
「滞在時間」
注目するべきはここです。
CVが発生しているキーワードと同じようなページビュー、滞在時間のキーワードが今後CVが発生しそうなキーワードです。
直帰率が高い、ページビューも少ない、滞在時間も短いキーワードはCVにつながりにくいことは想像できるでしょう。
反対に、CVが生まれているキーワードと同じような行動をしているキーワードは
あと少しでCVが発生してもおかしくない。
ということなんです。
もちろん、似たようなキーワードを見つけたからといって、それだけで満足してはいけません。
- なぜCVしなかったのか?
- どこで離脱してしまったのか?
など、そこから深く掘り下げる事で売れるキーワードに育てる事ができるのです。
ユーザーの行動から心理が推し量れるGoogle Analyticsを上手に活用する事で、CVが発生するかもしれないキーワードをいち早く見つけだし、さらなる売上UPを図る事ができますよ。
Google Analyticsがわからん!それでも売れるキーワードを見つける方法のまとめ
Google Adwordsは「キーワード」※ディスプレイ広告であれば「URL」の反応を定量的に取得できる
Google Analyticsはキーワード、URL以外のユーザーの動向など、定性的なデータも取得できる
Google Analyticsで売れるキーワードを見つけるには、「CV」が発生しているキーワードと同じようなページビュー、滞在時間のキーワードを見つける
見つけたキーワードがなぜCVしなかったのかを考え、対策をとる
是非、トライしてみてくださいね!